
COACH STORY
好奇心が、人生の可能性をひらく。
INTRODUCTION
私は、誰もが公務員を辞めるべきだとは思っていません。
今の仕事が好きなら、その場所で挑戦を続ければいい。
一方で、本当は新しいことに挑戦したいのに、不安や迷いによって動けずにいる人もいます。
そんな人が、自分の知らなかった可能性に気づき、次の一歩を踏み出す。
私は、そのきっかけをつくるコーチでありたいと思っています。
消防士になる。それが最初の大きな挑戦だった。
私が消防士を目指すきっかけになったのは、大学時代に入団した消防団でした。
最初から強い使命感を持っていたわけではありません。
地元の先輩に誘われ、軽い気持ちで始めた活動でした。
しかし、火災への出場や傷病者に関わった経験を通じて、人の役に立つ仕事に魅力を感じるようになりました。
「もっと多くの人の力になりたい。」
そう考え、東京消防庁を目指しました。
ところが、大学4年生で受けた採用試験は不合格。
勉強が得意ではなかった私にとって、その道は決して簡単なものではありませんでした。
それでも、自分が本当に望んだ人生を、ここで諦めたくなかった。
そこから約2年間、勉強とアルバイトを続け、2018年に東京消防庁へ入庁することができました。
何もない日は朝7時から夜中の1時まで机に向かい、合格までの勉強時間はおよそ3,000時間。不合格だったときに45点中8点だった試験は、38点まで上がりました。
合格までの勉強時間
約3,000時間
採用試験の得点(45点中)
838点


- STEP 01大学時代消防団に入団
- STEP 02大学4年生採用試験は不合格
- STEP 03約2年間勉強とアルバイトを続ける
- 2018東京消防庁に入庁
自分の人生を、自分で選ぶ。
今振り返ると、この挑戦がその原点だったのかもしれません。
憧れの仕事に就いて、初めて生まれた問い。
東京消防庁では、消防やはしご隊、総務、予防など、さまざまな仕事を経験しました。
- 01消防
- 02はしご隊
- 03総務
- 04予防
念願だった消防士として働く日々には、充実感も、学びもありました。
しかし、仕事を続ける中で、自分自身の人生について考えるようになりました。
配属から2ヶ月ほどたった頃に出場した、PA連携と呼ばれる救急現場での経験は、特に大きなものでした。
特に、消防現場で命と向き合った経験は、今でも私の人生観に大きな影響を与えています。
今ある命は、一度しか生きることができない。だからこそ、命はとても大切で尊いものなのだと、その現場から学ばせてもらいました。
QUESTION
もし、自分の人生が今日終わるとしたら。
そのとき、悔いのない人生だったと言えるだろうか。
そう考えたとき、私は自信を持って「はい」と答えられませんでした。
消防士という仕事に価値がないと思ったわけではありません。
ただ、一度きりの人生で、自分が本当にやりたいことは何だろう。
その問いに、もっと向き合いたくなったのです。
コーチングとの出会いが、世界の見方を変えた。
キャリアを考え始めた私は、自己分析や自己理解に興味を持つようになりました。
きっかけの一つは、ストレングスファインダーに関する書籍との出会いでした。
自分の強みや価値観を知ること。
これまでとは違う視点から、自分自身を見つめること。
その面白さを知る中で、コーチングという仕事に出会いました。
人が自分自身の可能性に気づき、新しい行動を起こす。
その変化に関われる仕事がある。
私は、そのことに強く惹かれました。
そして2021年、東京消防庁を退職し、キャリアコーチとして新しい道を歩み始めました。
- 2021.03
- 東京消防庁を退職
- 2021.04
- 認知行動コーチ®を取得
- 2022年8月3日
- Certified Professional Co-Active Coach(CPCC)を取得
ただ、独立してからは苦労の連続でした。
思うように仕事が増えず、自分の選択に向き合わなければならない日々もありました。
そんなとき、私自身もコーチに支えてもらった経験があります。
人との対話によって、自分の考えを整理し、今まで見えていなかった選択肢に気づく。
私自身が、その価値を経験してきた一人です。
自由になった。その分、責任も大きくなった。
独立後に感じた最大の変化の一つは、仕事に対する主体性でした。
- 01何を目指すのか。
- 02どんな仕事をするのか。
- 03誰と働き、どのような価値を届けるのか。
すべてを自分自身で考え、決めていく。
法律や社会のルールを守りながらも、これまでの慣例にとらわれず、新しいものをゼロから生み出せる。
その面白さは、格別です。
一方で、すべての判断には責任が伴います。
今では、消防士として働いていた頃以上に、危機感や責任感を持つ場面も少なくありません。
自由とは、責任がなくなることではありませんでした。
自分で選び、その結果を自分で引き受けること。
独立は、私にその意味を教えてくれました。
人生は、バグっているくらいが面白い。
東京消防庁を退職するとき、私は一つのことを決めていました。
「消防官だったらできなかったことに挑戦しよう。」

現在はタイ・バンコクを生活拠点とし、海外生活も3年が経ちました。
日本とは異なる文化、法律、生活習慣。
日々の暮らしの中で、それまで当たり前だと思っていたことが、決して当たり前ではないと気づかされます。
安全や命について、改めて考えさせられる経験もありました。
そして何より、世界に出て感じたのは、自分の知らないことの多さです。
- 01もっと語学を学びたい。
- 02もっと世界を知りたい。
- 03もっと自分の可能性を広げたい。
新しい世界に触れるたびに、好奇心が湧くと同時に、自分自身の未熟さも実感します。
独立してからは、消防官として働いていた頃には出会わなかったような経営者や先輩たちとのつながりも生まれました。
その方々の能力や人間性に触れるたびに、悔しいと思うこともあります。
もっと学びたい。もっと成長したい。
ただ、誰かと同じ人間になりたいわけではありません。
私は、私自身を積み重ねていきたい。

これまで歩んできた人生にも、たくさんの経験や強みがあります。
だからこそ、まだまだ先へ進めると思っています。
消防士だった頃の自分が、今の生活を見たら、きっと驚くでしょう。
海外で暮らし、事業をつくり、新しい人と出会い、かつて所属していた消防の世界に、今度はキャリア支援という立場から関わっている。
私にとって、人生のストーリーは少しくらい予想外の展開がある方が面白いのです。
誰かの人生に、関わらせてもらえる喜び。
キャリアコーチとして活動する中で、何よりも嬉しいと感じる瞬間があります。
それは、相談者やクライアントから、
「また話したい」
「メンターにしたい」
「一緒に働きたい」
そんな言葉をいただいたときです。
もちろん、その人が自分のキャリアを切り開き、新しい一歩を踏み出していく姿を見ることも、大きな喜びです。
でも、それと同じくらい嬉しいことがあります。
それは、その人の人生に関わる一人として、私を迎え入れてもらえたことです。
人には、それぞれの人生があります。
大切にしているものも、目指している未来も違います。
だからこそ、私は一人ひとりの考え方や価値観に好奇心を持ち、その人が本当に望んでいることを一緒に探求したいと思っています。
いつか振り返ったときに、
「あのとき、話してよかった。」
そう思ってもらえる存在でありたいです。
好奇心が、人生の可能性をひらく。
私は、コーチングで最も大切にしているものの一つが、好奇心だと考えています。
自分自身に興味を持つ。
これまでとは違う視点で世界を見てみる。
知らないことを探求する。
そうすることで、考え方や行動が変わり、これまで気づかなかった可能性が見えてくることがあります。
公務員として働き続けることも、転職することも、独立や起業に挑戦することも、どれか一つが正解というわけではありません。
ただ、心のどこかで「変わりたい」と思っているのに、動けずにいるのなら。
その人が自分自身の可能性を知り、一歩を踏み出すきっかけをつくりたい。
Rescue Careerを通じて、一人でも多くの人が自分の意思でキャリアを選び、生き生きと働けるように。
そして、その輪が少しずつ広がっていくように。
私自身も、これからの人生に好奇心を持ち続けながら、挑戦を重ねていきたいと思っています。
星野 良太|Rescue Career代表・キャリアコーチ
VIDEO
文章の次は、本人の声で。
RECORD
事実として、言えること。
- 2018.10
- 東京消防庁に入庁
- 2021.03
- 東京消防庁を退職
- 2021.04
- 認知行動コーチ®を取得
- 2022年8月3日
- 米国 Certified Professional Co-Active Coach(CPCC)を取得
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